小顔に関わる顎関節
では前回に引き続いて、小顔に大きな影響を与えている顎関節について今回は書いていきます。
まず顎関節はどこにあるでしょうか?
★それは耳のすぐ前
絵を見て頂くと一目瞭然ですが、耳の穴の前にあるトラガスという軟骨部位のすぐ前に顎関節があります。そこから前下の部分を下顎骨と呼んでいます。
★顎関節を形成しているのは
これは下顎骨と側頭骨という2つの骨によって形成しています。
側頭骨は顎を支える骨になり、実際に動くのは下顎骨になります。
★では、顎関節が小顔に影響を及ぼすのは何故?
それは、
①顎を動かす筋肉がたくさんついているから
②顎関節を作っている側頭骨もほんの少しだけグライド(ずれるような動き)するからです。
筋肉については分かると思うのですが、噛み癖などあると一方の筋肉が大きくなり、左右の膨らみが変わります。
また、歯医者さんに口の開け閉めをレントゲンで撮影しながら動画を撮ってもらって分かったことですが、側頭骨が本当に少しだけグライドすることが出来ます。
関節のような大きな動きではなく、ほんの少しだけ広がるような、歪むようなイメージです。これら2つにより顔に歪みや全体としての膨らみが起きやすくなります。
次回はこれら2つについて細かく書いていきましょう。
ギュッと締める施術で小顔にすると起こる弊害って!?
それでは、前回の続きを書いていきます。
小顔や美顔のために、★縫合という部分を狙っているというのはご理解頂けたと思っています。では、その縫合はどのような目的で存在しているのか、この部分がとても大切になってきます。
その前に★縫合の意味
少し難しく言うと、骨と骨の間隙(隙間)部分の結合組織のことを縫合と呼んでいます。縫合の位置づけとしては不動関節(動かない関節)になります。
★体での縫合の目的は
呼吸に伴い、この縫合部分がほんの少しだけ広がり、それに伴い頭蓋骨全体を広げたり、縮めたりしています。それによって、脳脊髄液(CSF)を脳から脊髄に流しています。
では、ギュッと締め付けるような小顔矯正を行うとどうなるのか?
→このほんの少しの間隙(隙間)を施術によって締め付けることになります!!
上の図の猫が見えなくなるように隙間、扉を締めるようなイメージになります。
★締め付けると、どんなことが体に起きてくるのか?
症状で言うと、頭痛、めまい、浮遊感、原因の分からない不調感など。
頭蓋骨が呼吸で動けなくなることで、脳脊髄液の流れが悪くなり上記のような症状を誘発する可能性が高くなります。
もし、小顔や美顔に興味ある方は、どのような施術方法で行っているのか調べてから来店することをお勧めします。
それでは、次回は小顔に影響する顎について書いていきましょう。
小顔や美顔っていったい何?
さて、最初の記事を何にしようか考えたのですが、少し前に流行った小顔や美顔について話していこうと思います。
★皆さんは頭や顔の骨っていくつあると思いますか?
1つ、顎があるから2つかな?と思われる方が多いのではないでしょうか。
けれど、そんな少ないものではありません。
★実は22個!!
そんなの知ってるよ(笑)と思った方も、えっ!?そんなにあるの?と思った方もいらっしゃると思います。
これだけの骨が存在するからこそ、小顔や美顔が出来ると考えた施術者がこの世の中にいたのでしょう。
では、骨の名前や細かなことは下の図に任せて、小顔や美顔について話していきます。
頭蓋骨が沢山の骨で出来ていることはご理解頂けたと思います。その骨と骨がつながっている部分があります。
★それを「縫合」と呼んでいます。
これはギヤ(歯車)の重なりに構造が似ていて、呼吸で回転(回旋)運動をすることが分かっています。
小顔や美顔は、この縫合の部分をギュッと詰めてしまうことで小さく、整えることを目的としてやっていました。
ただ、それを行う事で弊害があることを知らなかったため、多くの問題を生んでしまったのだと私個人は思っています。
★その弊害って? これは時間がかかりそうなので、次回にしましょう。お楽しみに!