顔の歪み、広がりに関わる側頭骨、下顎骨
側頭骨は図の通り頭の真横(左右)に、下顎骨は顔の下半分の位置にあります。
耳の穴(外耳道)は側頭骨によって形成されています。
★では顔の広がり、骨のを感じてみましょう
耳の前ある骨の出っ張り(胸骨弓)を軽く触れながら、口を大きく開け閉めしましょう。そうするとその出っ張りとそのすぐ下が少し広がり、骨が動くのを感じることが出来ると思います。
そう、これが顎を動かすことによって起きる骨の広がり、グライドです。
注意として、医学の世界では頭蓋骨は動かないとされています。当たり前ですが、頭蓋骨は関節のように大きな動きはしません。あくまでもほんの少しだけ広がり、歪むということです。
よく、美容整体などで頭蓋骨を動かします、と記載がありますがお間違えないようお願いします。
★顔や頭の歪み
この2つの骨に何かしらの変位があると、これらの骨に連結している骨にも少しずつ影響が出てきます。特に私個人の意見としては上顎骨、頬骨にはかなり影響が出るように感じます。歯並び、鼻の通りにも影響するため、顔の歪みだけではなく機能にも関わってくるため、この部分はしっかりと整えておきたい部分です。
それでは次回は顎周囲の筋肉を見ていきましょう。